日刊スポーツに“プロレスの証言者"という記事が連載されてる。
今はアントニオ猪木の話。
猪木さえいなけりゃ、うまくまわったであろうことばっかりだけど、不可能を可能にしてきたことも多いんだわね。
現役のボクシングの世界ヘビー級チャンプを引っ張り出したり。
開戦直前のイラクに乗り込んで人質を解放させたり。
北朝鮮でプロレス興行を成功させたり。
その日刊スポーツに、プロレスの概念がないソ連で、プロレスというものの説明をした猪木のことが載ってる。
こう説明したそうだ。
①受け身は自分の身を守るだけではない。相手の技をより美しく見せる。
②力強い攻撃は観客に勇気を与える。ただしプロは相手を負傷させない。
③表現力で怒り、悲しみ、苦悩を表現して観客に伝える。
④感動的で激しい試合は選手同士の信頼関係から生まれる。
で、『猪木の大演説が終わったあと、会場はスタンディングオベーションに包まれた』とある。
どうやら、ロシア人は日本人よりも頭がいいらしい。