障害物競争

出勤してみたら、トラブル続きで走りまわる羽目に。

今は俺は人に付いて教わってる状態。

よくわからないのに、走りまわってます。

課長、『おまえが一人でやるようになった時に、こういうトラブルが起きたらどうなるかな~?』って、面白がってる様子。

っつうか、トラブルが起きた時の上の連中の『俺ァ、関係無ぇ』みたいな感じのシラ~っとした面が頭から離れません。

こいつら、何?

課長とシルゾーは俺がテンパらなきゃいけない状況になると露骨に嬉しがる傾向にある。

シルゾーなんて、『俺が真顔で「大至急だ!」って用事を頼んだら泡食って走ってたで』って、マサさんに茶化されてるとも知らずに、ニヤケた面で『今日は大変なんじゃない?』って面白がってるからね。

廊下から窓越しに見られてるとも知らずに鼻クソをほじってる場合じゃないよ。