タクシーといえば、『こんなシチュエーション、二度とあるまい』な経験をしたことがあった。
台数と人数が合わなかった関係で、見ず知らずのガイジン三人とタクシーに同乗。
有り得ないっしょ。
コイツらは異国にいる気負いはまったく見せずに、平気で喋り出すわけさ。
俺たちの大和魂、ちょっと弱気な。
このシチュエーションは“聞き取りテスト"という形で楽しむ以外に方法がない。
どうやら、ガイジン♂はボキャブラリーがなさそうだ。
『yeah』とか『ah』しか言わねぇ。
『I'm hungry』は聞き取れた。
いずれにしても、返事バカ。
二人のガイジン♀もコイツの発言を特に尊重してる様子もない。
やっぱり、仲間内からもアレだと思われてるんだろう。