ラオウステージ

何だかよくわからない面子で京都旅行。

地元ホテルの高速バス乗り場へ行くと、『待っていたぞ、ケンシロウ!』。

ウチの部署でやりたい放題の通称“ラオウ"が出張らしく、バスを待っていた。

俺、まともに話したことがないんだよね。

だけど、知らないフリをするわけにはいかない空気&距離感。

普通に話したけど、バスは一本遅らせた。

この旅行、雲行きが怪しい。

女のいる旅行は、男のそれとはまったく違う性質を持っていて。

食ってるか、土産を見てるかの二択。

っつうか、いつでも二択だ、この人たち。

俺は旅行とは、知らない土地で出会った人たちをイジって遊ぶものだとばっかり思っていた。

花より団子。

いつも、人に笑われるぐらい写真を撮ってるキャラなのに、嵐山の桜なんてそっちのけでタコ焼きとヤキソバですか?