悲しい色やね

落ち着いてるんだか、ドタバタなんだか、よくわからない京都旅行だったけど、桜も見頃だったし、満喫したよ。

夜には、俺の口から二回ぐらいしか発したことのない『揚げ物はいらない』が出るほど食ったし。

だけども、台無しだ。

混雑してるみどりの窓口で、大阪のオバちゃんが対応が悪いだの何だのって因縁をつけてる。

しょうもないことを延々と、しかも得意気に。

おかげで窓口が一箇所死んでる状態。

“大阪のオバちゃん"という表現は可愛く聞こえるが、実際は単に下品で図々しい。

自分では『言いたいことは口に出せる』という勲章なのかもしれんけど、それによってまわりに迷惑をかけていることに気付いていない。

ここで順番を待ってる人たちもそれぞれ京都でいろんな思い出をつくっただろうに、締めの大阪のババァで台無し。

イライラが止まらなくなった俺は、しばらくは不機嫌さを引きずる羽目になった。

品がなくて、図々しくて、人様に迷惑をかける。

何なんでしょう?