GOOD-BYE青春

部屋を片付けている。

何で、こんなにゴミだらけなんだろう。

『記念になる』と思って残しておいたモノの9割は、いらないモノだ。

こういう類のモノは『えいっ』ってゴミ箱に放り込んだ瞬間にどうでもいいモノに変わったりするんだよな。

実際、学生服の襟に付けてたバッジなんかを見つけても、懐かしさを感じたわけでもないし。

友情ごっこで書き合ったノートの寄せ書きも、今は何の縁もない連中だ。

カンペンケースや三角定規なんて、必要な気がしない。

みんな捨てよう。

手紙も捨てよう。

エロ本も捨てよう。

何だか、死ににいくみたいな身辺整理だけど、まぁ、いい。

意味のないモノは、今後も意味を持つことはないだろう。