結婚式の準備等々で、妻が名古屋に里帰り。
今週、俺は夕方からの勤務なんだけど、連日の残業で寝不足気味。
だけども、妻を高速バスの停留所まで送らねばという使命感で起きた。
結局、ウチの親が乗せていく作戦でまとまってたらしく、どうやら俺は必要ない空気。
だけど、ほら。
“見送り"という形はしておきたいじゃん。
後部座席に乗る妻にジェスチャーでメッセージを送る俺。
っていうか、窓を開けろや。
『開けろ』というジェスチャーで、やっと開けた。
しかし、車が動き出してすぐに閉められた。
うっすら見える車中から、どうやら手を振っているご様子。
窓を開けろや。
この人、初デート時の別れの新幹線もそうだった。
ほかのカップルはみんな名残り惜しそうにデッキとホームでやりとりしてる。
俺もそれが“遠距離恋愛の形"だと思ってた。
なのに、さっさと座席に向かい、そこから満面の笑みを浮かべてた。
遠いし、ギャラリーが多いとです。
神様、帰る時は『帰る』だけで頭の中が支配されることのない余裕を私の妻に授けてあげてください。