八月の第一土曜日

川の真ん中で打ち上げる花火大会。

“あっち側"からも、“こっち側"からも見える。

さらに、家のベランダからも見える。

小さい頃からずっと見てきた花火。

その年、その年で楽しく見えたり、寂しく見えたり。

ここ数年は、楽しんだ記憶は無いなぁ。

主催市である“あっち側"の方が断然華やかだけど、ずっと“こっち側"ばかりで見てた。

というより、見させられてた。

“彼女"と帰る家が一緒になった今年の花火は“あっち側"で。

夜店で買ったお好み焼きが食べてはいけない味だったために捨てたからというわけではないけど、来年からは、いつもの“こっち側"で見ようと思う。