大雑把に言うと、俺は“名詞"なんて二の次だと思ってるわけよ。
“それがどんなモノなのか"がわかればいい。
部長が例によって『話をするから集まれ』だったので、夕方から出勤なのに、わざわざ早出。
部長の話は、聞き覚えのない名詞を出して、その名前ありきで話が進むから、よくわからない。
名詞は二の次だとは思うが、それが何なのかわからなくては話がさっぱり掴めない。
ということを言ってみたら、『組織に問題がある』なんて大きい話になった。
違うってば。
ハンバーグが何なのかわからないカツ丼専門店の俺に、『ハンバーグとはミンチ肉をこねて焼いたモノです』と言ってくれりゃ、それでいいんだよ。
2秒で済むことだ。
この人、やっぱり面倒くさい。