粗食

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退院したアイータは、しばらくは俺の実家で生活することに。

 

病院食じゃなくなったけど、気は使わなくちゃいけない。

素人が気を使うと、実に軽めのメニューになるわけです。

当然、俺も同じものを食うことになるのだが、やはり、満腹と満足は違う。

 

そんな生活がしばらく続くんですな。

 

買い物をする時には、いつも俺に内緒で先走る母親とアイータ、今度は搾乳器を買ってきた模様。

さっそく、乳絞りを試みようとするアイータ。

 

この人、出産してから、おっぱいポロリにためらいを感じなくなってきてるような気がするよ。

俺は『そんなの、こっ恥ずかしくて見てらんねぇよ』な感じで、その場から去った。

 

ということになっているが、本当は夕食に満足出来なかったので、カップヌードル(シーフード)を作って食ったことは、アイータはどうやら気付いていない。

『気付いていないフリをしてあげてる』ではなく、おそらく気付いていない。

 

普段、『女の勘は鋭い』みたいなことを言うが、アイータの勘なんて、所詮はその程度だ。