散々面談の練習に付き合わされた後輩の昇級試験は今日でした。
質問の中に『「見本となるような人・この人のようになりたい」と思う人はいますか?』というのがあったらしく、彼は俺を名指しで答えたんだそうだ。
ほら。
俺って、尊敬される人だよ。
そんな俺、休憩室では面子にかかわらず、プー。
そして、人のせいにしたり。
『ホント、誰がいても関係ないよね』
『尊敬してるんだろ?』
『何が凄いって、回数も凄いけど、臭くないのが凄いよ』
何か、違う尊敬に変わってきてる。
“臭くない"は俺の実力をナメてる。
今日だって、アイータ特製弁当にきんぴらごぼうインだ。
いずれにしても、シルゾーの手が臭い。
だからといって、尊敬は出来ない。