というわけで、赤ちゃんのいる生活が始まった。
『赤ちゃんもお母さんも頑張ったね』と、よく言われるけど、お父さんも頑張ったと言ってくれ。
お父さん、ガソリン価格高騰のこの御時世に、二ヶ月半の間、一日も欠かさずに20kmも離れた病院へ通ったよ。
おつかれさま、俺。
初めて太陽光を浴びた小梅は、その眩しさに体を仰け反らせて、だけども愚図らずに家へ帰った。
今後も検診で行くことにはなるけど、ひとまず病院通いはなくなったんだなぁ。
もう、あの看護師さんたちとも触れ合えないよ。
いずれにしても、出生時と比較して倍以上の体重にまで育ててくれて、看護婦長以外のすべての人に感謝。
さぁ、小梅伝説第一章の幕開けです。