俺は育児協力をする気はさらさらない。
“協力"ってのは、【主】に対しての【助】。
あくまでも、サポート。
俺はメシを作ったりするが、“協力"してるわけじゃない。
ただ、時間的効率を考えた上での役割を担ってるだけだ。
かつて、職場にゴミが落ちていたのを見つけた上司が『どうして誰も拾わないんだ?』と言ったが、気が付いたのなら自分が拾えばいい。
ゴミを拾うのに【役】も【平】も【主】も【助】もないだろう。
物事を『誰がやるか?』は、その場その場で変わるものだし、誰が『やるべき』と定義付けるものでもない。
だから、どちらかが【主】であり、【助】である“協力"という概念はない。
そういうわけなので、小梅のオムツ交換は『その時、抱っこしていた人』という、ウ○コロシアンルーレット制を導入している。
泣いてた小梅の様子をアイータが見た時は何ともなかったという。
1分後、ふたたび泣いた小梅を今度は俺が見ると、明らかにプ~ンと漂ってる。
疑わしい。
実に疑わしい。