お祭り騒ぎのガキんちょ共から逃れるため、車に一服しに行ったのに、姪っ子(4)もついてくる。
俺の車の中には、うまい棒がいっぱい。
たこ焼き味は消費率が悪い。
だって、何か、“ハズレ味"じゃん。
というわけで、姪っ子に消費させよう作戦。
『うまい棒、食べる?』
『辛そうだからいらな~い』
こんにゃろ。
『食べなよ~』
『自分で選ぶ~』
たこ焼き味を避けやがった。
自分で選んだ結果、豚キムチ味は辛かったらしく、唾液でふやけたモノを『おっちゃん、たべて!』。
ゔぅ゙…。
で、やっと、たこ焼き味に触手が伸びたものの、『パキッて折って!』。
…面倒くさい。
『おっちゃんの車、どちて、うまい棒がいっぱいあるの~?』
『ゲームセンターで取ったんだよ』
『フッ…そんなにゲームばっかりやってちゃダメだよ…』
『…すいません』(37歳・妻子有り)