誰と誰がモメてるのを何とかしろと言われたって、『そんなの知らねぇよ』が答えだ。
何でもかんでも俺に振るな。
人が集まると派閥が出来るのはどうしようもない事実で。
そこで、どうでもいい小さなことまで攻撃材料にするために拾い集めて手前の正義にすり替える連中の企みなんぞ、俺にとっちゃクソにしか見えないんだよ。
そして、そっちの正義もこっちの正義も、所詮は手前の目線から脱していないのだから真実とは呼べまい。
そう、“どっちも不正解”だ。
何度でも言うが、俺はここの連中を一人も信用していない。
信用していない以上、どっちの派閥ということもない。
あるのは、そいつらが馬鹿か利口かの判断だけだ。
そして、馬鹿ばっかりだ。
巻き込まれる筋合いもない。