ショージ兄さんのラベルが貼ってある醤油瓶と置き台。
ゲーセンで取りましてん。
置き台は“へぇボタン”みたいな仕組みになっていて、瓶を取ったり置いたりすると、『しゅうゆうこと』と喋りますねん。
この置き台、反応がいい。
食卓テーブルの上に置いておくと、ほかのちょっとの衝撃で『しゅうゆうこと』。
そんな存在を忘れてる時にも『しゅうゆうこと』。
小梅が歩行器でぶつかっても『しゅうゆうこと』。
俺が小梅の教育方針について『家庭のことはおまえに任せてるだろ!』とテーブルを叩いても『しゅうゆうこと』。
アイータが『母だけど、妻だけど、女よ!』と台布巾を投げても『しゅうゆうこと』。
『しゅうゆうこと』で場が和む…なんてことはない。
ショージ兄さん、欝陶しいです。