食に対しての執着が強い小梅(W遺伝子)だけど、嫌いなものやいつまでも噛みきれないものはベェーと吐き出す。
その吐き出したものを、アイータの食べ終えた茶碗に入れておいたんだわ。
あー、母ちゃん、それは小梅が吐き出したヤツですよ。
食べないで!
これ、自分は食べ終えたというのを忘れたということでいいですか?
やがて、小梅が嫁をもらい、姑になって時が過ぎた頃、さっき食ったのも忘れて『ウチの嫁は食事を与えてくれない』とか言い出しますね、こりゃ。
元が何の話だったか、誰に対して言ったかも忘れたが、名古屋の義父が『卑しいんだゎ』と指摘したんだよ。
もう、ほら。
食に対しての“卑しい”は、ヨソの血である俺も含めて、そこにいる全員が対象なわけじゃん。
(失礼だが、多分)
まぁ、だいたいのことは『卑しいんだゎ』で片付きますね、我が家。