墓参り

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ウチの親父は婆さんが死んだという報を受けたあと、数日で死んだので、よく言われる“親より先に死ぬのは親不孝”をギリギリ守ったんだわな。

つまり、親父が死んでからの時間の経過と、婆さんのそれはほぼ一緒。

この先も永遠に変わらない事実。

 

で、今週に入ってから、ずっとその婆さんの命日を意識してた。

 

意識してたのに、当日に忘れた。

 

今週は夕方からの勤務だったけど、その日に限って早出だったとか、雨が降ってたとか、関係なしに忘れた。

 

というわけで、一日遅れで墓参り。

 

教えたわけでもないのに無邪気に『な~む~』と言いながら手を合わせる小梅は、この婆さんの血があってこそ存在するわけで。

互いに会ったことはないわけだけど、こうして小梅を連れてくることが供養だし、小梅の教育にもなるでしょう。

と、細木数子も言うでしょう。

 

一日遅れたけど。