アイータが市の健康診断を受けるというんで、乗せてく。
何か、えらい人数がいるようで、ちょっとやそっとじゃ終わらないぞと。
さっきまで車で寝てた小梅も起きちゃったので、すぐ隣にある児童館みたいなところに連れて行く。
平日の昼間なので、当然、おとうさんなんぞは俺しかおらず。
いやぁ、それでもおかあさんからは『何歳ですかぁ?』なんて話しかけられるんだね。
ありがとう、小梅。
僕は39歳です。
しばらく小梅と遊んでいたが、この子、ここ数日でちょっとずつお利口さんになってきた感触があるね。
だんだん、おにいちゃんになっていきますわ。
ただ、ヨソのおかあさんが自分の子供に『あっちに○○クンがいるよ?』とか『そろそろ帰る?』なんて話しかけてるのに対して、小梅が横から『いや。』と答えてますが。
っていうか、アイータの健康診断、2時間もかかってるからね。
父ちゃん、このユルい空気はそんなにもたないとです。