小梅ちゃん、左手親指の付け根に、おそらく虫さされ因による水ぶくれ。
おー、かわいちょ、かわいちょ。
それが遊んでる間に破裂して、『うぇ~ん!』。
絆創膏を貼ってやると、『エヘヘ』と御機嫌ちゃんだが、風呂なんかで剥がれると『とれちったー』と言いながら、また『うぇ~ん!』。
剥がれて『うぇ~ん!』、貼って『エヘヘ』の繰り返し。
どうやら痛くはない様子だが、傷を見るのが嫌いみたい。
だもの、寝てるアイータの鼻に指を突っ込んで、鼻血が出りゃ『うぇ~ん!』。
しかし小梅、普段は絶対に謝らないのに、アイータを流血させたその時だけは『ごめんなさーい』と泣きながら。
小梅も悪気があったわけではなく、まったくの事故なので、『かあちゃん、抱っこしてくれるってよ』と言ってやったら、次の瞬間には『した(一階)いこっ』と切り替え、そんな事実はなかったことに。
しかしさぁ、傷を見て泣くというのは、自身が何度か経験して覚えた自我なわけですよ。
小さくてもちゃんと負の感情を知ってるわけ。
絵本なんかで泣いてる子供を見ると、小梅も『うぇ~ん!』と言うしね。
それでいて、連日のように虐待のニュースを聞くというこの国はどうなってるのかね?
基本的人権の尊重って何?