その時は突然訪れたわけです。
25年分の週刊プロレスをまとめたとはいえ、数が半端でないこともあり、名残惜しさもあり、まぁ、少しずつ処分しようかなと思っていたところでした。
今日、実家へ行ってみると、左官屋のおっちゃんが家の補修をしていて、その膨大な数の週刊プロレスを見て『軽トラで運んでやる』と、わざわざ積んである商売道具をすべて降ろしての気配りを。
まず、『運んでやる』というのがよくわからないんですよ。
運ぶということは、今置いてある二階から降ろすということですよね?
そして、ゴミ処理施設でも降ろすということですよね?
で、そこには必ず僕が絡むということですよね?
有り難い話だけど、急にやらなきゃいけない仕事が出来ました…。
そんなこんなで、捨てる時にはいろんな想いを抱いて…のはずが、サクサクッと流れ作業のように済んでしまったわけです。
本屋で週刊プロレスを手に取っている中学の時の僕に『40歳になる年に、左官屋のおっちゃんと一緒に捨てに行くことになるよ』と言ったら、盗んだバイクで走り出すでしょうね。