レフェリーの紹介のあとに観客が『ジョー!』って言う、ほんわかした時代の全日じゃなくてさ。
世界タイトルが掛かってる大事な試合で、ちょこんと接触しただけで失神してガッカリさせる、あのイメージだよ。
カウント遅いし。
プロレスの仕組みがわかった今となっては理解出来るけど、当時はもう、何かとイラッとするレフェリーだったな。
そういえば、昔、地方の体育館の便所でションベンしてたら、ジョー樋口とスタン・ハンセンが俺を挟んでションベンしはじめやがってさ。
ジョー樋口って、小さく見えるけど、元レスラーなだけあって、ガッチリしてるんだよな。
その二人が俺の頭越しに英語で話してて。
英語だから、たとえ『ジャパニーズボーイノチンコ、プリティネ』とか言われててもわかんねぇじゃん。
まぁ、あの時はハンセン効果だと思うけど、二人ともおっかなく感じたよね。
そんなジョー樋口が亡くなったそうだ。
やっぱり天国のリングでは、ジャンボ鶴田vsブルーザー・ブロディの試合を裁いたりするんだろうね。
合掌。