アパートのすぐ隣の家には部署が違うために面識はないが、同じ会社の人がいる。
朝、小梅と散歩をしてたら会っちゃったので、こういうのは苦手なボクちゃんだが、挨拶がてらに話をしてみたら、やはり向こうも知っていたようだ。
聞けば、さらにその人の娘も同じ会社で、その娘さんからボクちゃんのことを聞いていたとか。
っていうか、ボクちゃん、その娘さんを知らない。
知らないところで知られているからには『隣の中学に格好いい人がいるの~』的なアレだとしか思えない。
自分の意志のないところで罪な男さ。
という話をアイータにしたら、『「キモい人がいるよ~」でも噂になるよ』と失礼さ満開に『格好いいわけないじゃん』と、さらに上乗せ。
今朝の散歩では同級生にも会ったんだよ。
車で通り過ぎて、バックで戻ってきて『佐々木健介みたいな奴が歩いていたからさぁ』と。
う~ん、健介はビジュアルの関係でエースにはなれなかったんだよな。
ならば、アイータの言い分が合ってるんでしょうよ。
ふん。