夜中に布団に潜り込んできた時から、小梅の体温がチリチリ。
結構な高熱ですね。
今日は幼稚園で運動会の予行演習だったけど、残念です。
病院に連れて行き、風邪と診断。
喉の洗浄で薬液を喉ちんこに付けられ、リバース。
幼き日の父ちゃんもこの医療行為が大嫌いだったからなぁ。
味といい、行為といい、考えただけで、オエッ。
今日は親父の命日だけど、墓参りは病院から帰る足で俺だけだね。
車に戻り、小梅に『南無じいちゃん、いた?』と聞けば、『なむじいちゃん、いた』と答えるし、『「大きくなったね」って言ってた?』と聞けば、『おおきくなったねっていってた』と答える。
純粋な子供には見える何かがあるんだろうとは思わない。
小梅のいつものやっつけ返事だから。
さて、弱ってる小梅は『おとーさん…』と言いながらすりよってきて可愛い。
俺は何年経っても親父の子供だが、小梅の親は何年経っても俺だという、このあたりまえのことが不思議なんです。