コマを回してくれるからとかの類で、大好きな名古屋のジイちゃんと電話で話す小梅。
父ちゃんだってマトモに聴いたことがないのに、幼稚園の帰りの会で歌う唄を電話口で二番まで含めたフルコーラスで。
うん、ちょっと前までは『「こんにちは」って言ってみな』とか言うと『こんにちは』って話す程度だったんだけど、やっぱり幼稚園に行きはじめてからは言葉も文章っぽくなって、だんだんお兄ちゃんだわ。
ジイちゃんが『暑いねぇ』と言ったら、『あついけど、まっくいったよ!』と余計なことまで。
っていうか、幼稚園でさっき弁当を食ったばっかりだろうに、帰りには『まっくいくよ~!え~ん!』って、毎日うっせー。
オバちゃん先生に『まっくいく!』とポロッと言っただけなのに、そのオバちゃん先生がマックトークを続けて想像を広げるせいだ、きっと。
だけど、アイータも小声で『シェイクが飲みたいね』と言うので、多分、利害関係が一致してる母子。
そして、名古屋のジイちゃんにいちいち報告されるという。