年の頃は大学生ぐらいかな。
高校の同級生とかで、勢いで『今度、プールに行こうぜ』なんて言っちゃって、だけど、まだそんなに深い仲ではないらしき男女数人がいたんだよ。
何か、もう、ね。
男どもはうまくやれないんだか、無邪気に遊ぶボクを見てほしいんだか、女のコを置き去りで。
女のコたちは少し離れたところで、つまらなそうに。
『見てられんわ』なんてアイータに話したら、『自分もそうだったでしょ』と。
俺の青春の何を知ってるというのだ?
っていうか、ちゃんと出来たから、今、こうしてこんなにうっせー小梅が。
あのね、これ、やっぱりダメですよ。
何を話したらいいのかわからなくても、どうせどこの誰も浅い会話しかしてないわけだし、そもそもグータンヌーボな生き物だし、とりあえず話していかないと。
こうやって客観的に見てると勉強になりました。
『学んだところで、この先必要ないでしょ』
いや、そうだけど、まだモテ期が…