だから、平日休みだってば。
『平日休みがいい』と言ってたけど、『じゃあ、何がしたいか?』が自分でもわからん。
どこかへ出かけるにしても、小梅は幼稚園なので、そうもいかず。
ひねった結果、『妻よ、俺はパフェが食いてぇぞ』と。
俺のイメージするパフェというのは昭和チックな、つまりは“パーラー”と呼ばれるような店にあるものだ。
わかりやすく言えば、カツオが口車でノリスケさんとかに驕らせるあの空間だ。
これが、探すとなると難しい。
何しろ、独身時代はパチンコばっかり打ってたわけだから、そんな場所の記憶は全部幼少期まで遡る。
そして、俺の幼少期の記憶にある街並みが現存してるはずもなく。
というわけで、某大型店舗へ行ったが、昼飯時。
そりゃ、普通に昼飯を食らう。
満腹になったら、パフェなんぞいらん。
そうこうしてるうちに、小梅の幼稚園のお迎え時間。
よくわからない平日休み。