袋がない

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そんなにマックなのならば、日曜日だし、連れて行ってあげよう。

ハッピーセットのオモチャは小梅の大好きな“たまごっち”だし、何より、ポテトが全サイズ¥150ですよ、奥さん。

 

せっかく、あんな巨大なマックのままごとセットがあるわけだから、店内ではなく、ドライブスルーで買い、家で食べようと。

 

いつもならひとつふたつのワガママを言う小梅だけど、マックを買った日とかはすんなり車も降りるし、おりこうさん。

とりあえず、テーブルの上にマックの袋を置き、手洗い&うがいをしなさいと。

 

その間に父ちゃんはままごとセットに袋を移動させ、店内でのやり取りを模した上で品物を渡してやろうと。

 

手洗い&うがいを済ませた小梅、テーブルの上を見て『ふくろがないー!うぇ~ん!』と大騒ぎ。

『こっちだよ』とままごとセットに誘導してやるも、『ちがうー!』とさらに大騒ぎ。

 

ままごとはままごと、ホンモノはホンモノと、きっちり区分けてるようで、楽しんでくれるだろうと期待した父ちゃんには少しも乗ってくれず。

いいから早くよこせやという姿勢。