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昨夜、テレビ電話の向こうで小梅が号泣。

 

『どうしたの?』

『おとーさんにあいたくなっちゃったの…』

 

うん、この子にとって、俺はたった一人の父親なんだなぁ。

小梅は父親と母親のどっちが好きとかではなく、二人揃ってる状態がいいようだ。

こりゃ、暴飲暴食を繰り返して早々に死ぬわけにはいかんのだな。

 

というわけで、仕事を納めた父ちゃんは名古屋へ向かうよ。

っていうか、今、向かってる最中。

 

高速のパーキングに入ったところ、ちょうど“とくダネ!”に剛が出るタイミングだったので、アイータに電話してやった。

返事は『じゃあね、バイバイ』だった。

 

何だ、そりゃ。

普通は『今、どこ?』だろうよ。

『ちんたらやってないで、さっさと行っちまえ』な性質だというのはとっくにわかってっぺや。

 

あのさ、昨夜、小梅が号泣してる横でアイータは大爆笑してたんだよ。

我が子が泣いてるのにどういうことだと思いきや、小梅が父恋しくなった理由は“響”の長友がテレビに出ていたからだというのだ。

 

重ね重ね、失礼だよね。