制服での登園二日目。
今朝は嫌がることもなく、ご機嫌ちゃんで、アイータは制服姿の我が子を見て『涙が出ちゃう』と。
小梅、急に『ぬぐ!』と言い出した。
『どうして?』
『おかあさんがなみだがでちゃうから』
『違うよ、“嬉しくて”だよ』
優しい子だ。
そして、幼稚園が終わり、夜勤のため二階で寝てる父ちゃんの布団に潜り込んでくる。
『ぼく、おふろにはいりたかったの…』『お風呂、おかあさんが用意してるよ』
『ぼくのおかあさん?』『そう、おかあさん好きでしょ?』
『きらい』『どうして?』
『おこるから…』『どうしておこられるの?』
『ぼくがばかなことするから…』『ばかなことしてないでしょ?』
『“たくちゃん”とけんかしたの…』
この“たくちゃんとケンカした”は、毎日、寸劇混じりに報告する“なんちゃって”なので、置いとく。
いずれにしても、父ちゃんはアイータの母性を超えただろ、これ。
ぷぷっ。
『おとうさんは好き?』
『…した(一階)いく!』
部屋を飛び出し、階段を降りて行った。
『すき』って言えや。