10年ぐらい前から『俺はもうすぐ定年だ』と言っていたジイちゃんが本当に定年を迎え、今日が最終出勤日だった。
玄関先でみんなに見送られ、最後の挨拶では感謝の意を表していたけど、やっぱり最後にはそんな気持ちになるんだろうか?
今の俺の感覚では『このクソ共』としか思えないので不思議だ。
最後にみんなで記念撮影。
二年前にマサさんを見送った時と同様、『いいなぁ』という気持ちでいっぱい。
う~ん、早い段階から萎んだビームを出してうまくやったよな、ジイちゃん。
このあとは故郷の九州へ帰るというので、おそらく、もう一生会うこともないんだろう。
あれだけ破天荒に生きて、それでも無事に定年を迎えるとは、とにかく羨ましい限りだ。
やっぱり、定年退職以外に夢は見つからない。