まる子、弁当を落とす の巻

f:id:meihowa:20200506204649j:plain

幼稚園から電話があり、小梅が弁当を保温機に入れる時に落として中身が飛び出ちゃったと。

 

アイータがすぐに作り直し、俺が届ける。

もう、『まる子ォ、待っててくれよー!』という友蔵の心境だよね。

 

幼稚園に着くと、窓から園児たちが覗き、俺の姿を確認した二人が手を差し出す。

『もってってあげるよ』なところらしい。

この子たちに渡して、また落とされてもアレなので、頭を撫でたりしてごまかしながら先生に渡す。

そうこうしてるうちに小梅以外の全員が勢揃い。

 

何だ、この感じ。

 

肝心の小梅は一人教室の奥で何やら創作活動に夢中。

先生が小梅を呼び、『「パパありがとう」って言いなさい』と言うと、こっちは一切見ずに、そのまんま『ぱぱありがとー』。

 

いつもは“パパ”なんて言わないじゃないか。

 

ちっともこっちを見ないので、『弁当落としちゃったの?』と話しかけると、完全スルーで去って行った。

 

弁当が

手に入ったら

用はなし

 

友蔵、心の俳句。