また逢う日まで

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幼稚園の修了式でした。

 

とうとう、一度もスムーズにお支度を出来ないまま、年少さん終了。

『年少さんだから』が通用しなくなる来年度からどうなるんだろう?

 

帰り際、小梅と相思相愛だけど引っ越してしまう女のコは、いつまでも小梅を見てる。

小梅はまるでいつもの降園時のように『ばいばーい』と言っているが、これでおしまいだというのも理解している様子。

 

さて、帰り道に昨夜の約束通り、アパートにバイバイを言いに、小梅を連れて行く。

からっぽになったアパートは小梅には不思議なようではしゃいでいるが、父ちゃんにはやっぱり寂しく映る。

 

いつもはそんなことを言ったこともないのに、『さいごにしゃしんをとろうか!さんにんで!』と言った小梅がチョー可愛い。

そして、意識して最後にした郵便受けを外すと、『ぼくんちのぽすと、ばあちゃんちにつけてね』と。

 

小梅なりに受け入れて、ここでの想い出を大事にしてるんだろう。

 

何だか、年少組といい、引っ越す女のコといい、アパートといい、小梅にはお別れだらけだった一日。

また少し成長するんだろう、きっと。