1990.9.30

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『名古屋に帰ってる間にどうにかします』とアイータに宣言してしまったので、独身時代の荷物を片付け作業。

ここ数日、窓口の担当者からは『今度は何ですか?』と言われるほど、市のゴミ処理場に足を運んだ。

だけど、まだ出るんだ、これが。

親が『まだそんなにあるのか?』と言っていたよ。

 

俺とて、高校時代の想い出のジャージとかがゴミになるなんて思いもしなかったさ。

誰かが来た時に『俺、まだ高校のジャージ持ってるぜ』と言うだけのために保有していたが、そんなに誰も来ないので、処分することにしたんだ。

 

あと、これまでも何度も処分されかけてはその大切さを力説し、回避してきた猪木30周年メモリアルの時にパンフレットについていたメガホンも思いきって捨てた。

 

あの日の横浜アリーナは台風でね。

新幹線も止まって、泣きながら車掌に訴えたファンもいたという。

だって、猪木のためにアンドレ・ザ・ジャイアントも来たし、スタン・ハンセンも来たし、タイガー・ジェット・シンに至っては試合までしたんだぜ?

 

というメモリアルさを妻に語っても少しも理解されないからだ。