犬の散歩をしようと玄関を出ると、門の前に小さい女のコが二人立ってた。
まったく知らないコではなく、小梅の幼稚園で何度か見かけた覚えのあるコ。
聞けば、小梅のところに遊びに来たという。
今は名古屋に行っちゃってる旨を伝え、だけど、春休み中には戻ってくるからまた来てねと。
そういえば、ここの通りは同じ幼稚園に通うコの家が何件かあるらしい。
とはいえ、この御時世に子供だけで遊びに来るとか、誰かと一緒に遊ぶことに興味がなさそうな小梅に何かを求めるとか、よくわからない。
女のコが二人も遊びに来るなんて、小梅、マジでモテ期じゃないか。
もったいない。
そんなことがあったというのを名古屋のアイータに電話すると、どうやら同じ幼稚園のコではなく、同じ幼稚園に弟がいる小学生の女のコらしい。
小学生の女のコが小梅と…となると、ますますわからん。
本人はただ気ままにやってるだけなのに、その気ままさが歳上女の心をくすぐるというのか、おい。