そういえば、この春で俺が通った小学校が隣の学校と合併し、閉校になったそうだ。
こういう時って、卒業生に声が掛かって、何らかの催しがあるイメージだけど、実際はそうではないみたい。
あるいは俺だけが知らない企画が影で動いて、みんなはムフフだったのかも知れないが。
ずっと地元にいるせいか、閉校と言われても特に何も感じないのも事実なんだよな。
小学生相手に理不尽なことばっかり言っては殴ってたあの先生とか、やっぱり社会に適応した人格を持ち合わせていなかったんだろうなと思うくらいで。
あと、懐かしい顔に会いたいとかいう気持ちが少しもないんだよね。
ウマの合う者同士は今でも普段から会ってるだろうしさ、散り散りになって以降、それぞれの生活の中で、それぞれのスタンスがあって、それが人生の柱になってるだろうし。
まぁ、6年間歌った校歌は今もやっぱり忘れないけど、それでいいんじゃない?
あ、みんなそうだから特に何の催しもなかったとか。
ならば、何の問題もないじゃないか。