MIDNIGHT TRAIN

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某大型商業施設にZERO-ONEがやってきた。

去年の秋にもきたけど(2011年11月12日参照)、“ちびっこプロレス教室”みたいなコーナーがあって、『ちびっこはリングに上がってください』だったんだよね。

その時は『大人も可』ということだったんだけど、小梅と一緒にいなかったからさ、そりゃ、後悔したよね。

俺にとってリングに上がるというのは夢だぜ?

むしろ、それと定年退職だけが夢だぜ?

 

というわけで、今回は小梅を連れていった。

 

イベント開始前からちびっこ達にリングが開放されていたので、小梅を上げる。

俺が中学生の頃から夢に見ていたことを4歳にして、いともたやすく。

でんぐり返しを始めたり、セカンドロープに昇ったりして、リングの使い方をよくわかってる。

 

そして、『保護者の方もどうぞ』だったので、とうとう俺がリングに上がる時がきた。

しかし、前回は“大人の方も”だったのに、今回は“保護者の方も”だったので、大人は俺一人。

そりゃもう、保護者面をしてる以外に方法がないでしょう。

せいぜい、背中で小さくロープをビヨンビヨンとやるくらいで。

本当はロープを往復したり、コーナーポストに昇って棚橋みたいなポーズを決めたりしたかったさ。

 

だから、いちばん悪いのは俺の夢を【<パチンコ】と簡単に片付けたシルゾー。

『リングに上がれ、このやろう』だ。