深夜2時43分、寝室に響く小梅の声。
『ちがう、まちがえてない!』
寝言か。
良くも悪くもブレない小梅は夢の中でも譲らないというか、指摘されることが大嫌いなようだ。
父ちゃんそっくり。
子供の寝言で目を覚ますとか、しあわせな空間だな、これ。
最近、やたらと連鎖してる“小学生の列に車が…”とか、もう、ね。
親の気持ちを考えるとやりきれないですよ。
そんな思いを一生引きずって生きるなんて、絶望以外の何でもないじゃん。
まさか、そんな形で別れが来るなんて思ってもいないから、『早くしなさい!』とか、さっき怒ったことまで後悔しそうだよな。
なんてことを考えてたら、夜になって震度5弱とか、バカ。
『最近、揺れねぇな』なんて気を抜くとすぐにこれだ。
ちょっと、子供が安心して過ごせる環境にない世の中なので、やっぱり全力でお護りしようとは思いますよ。
だけど、GWは夜勤なんだよね。
バーカ。