22回目の夏

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『俺って、行きたいのか?』と妻に聞けば、『知らないよ』と冷たく返されるほどのG1 CLIMAX。

 

去年は交替勤務詐欺に遭い、行けなかったものの、今年はさらに詐欺の上塗りで、結果的には土日休みなんだ。

『仕事のせいで行けない』という理由があった方がスムーズだよね。

 

だって、G1はとっくに開幕してるんだぜ?

試合結果は見てるけど、よくわからないんだ。

棚橋が百年に一人の逸材ってのも『???』だし、中邑のボマイェがフィニッシュ技と言われても『???』。

オカダ・カズチカってのは無理してる感が出ちゃってるし、ガイジンはさっぱりわからん。

 

脳内でそんな遠回りをしながら、一昨日、最終戦のチケットを買った。

行きたいのかどうなのか、まだわからない。

『せっかくだから』っぽいけど、何が“せっかく”なのかもわからない。

 

G1はもう22回目なんだそうだ。

そりゃ、長州・武藤・橋本・蝶野がいた時代とは違うわな。

嗚呼、俺も“昔は良かったオヤジ”だよ。