南無

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お坊さんが来るというので、散らかったオモチャを片付けないと『渇!』って怒られるぞと言うと、急にオモチャを片付けはじめた小梅。

『「かーっ!」って、おこられるから』って。

 

お坊さん効果、凄ぇ。

 

ほどなくしてお坊さんがやって来て、仏壇に拝んでもらう。

お経を唱えてる間、小梅も『な~む~』と手を合わせながらゴニョゴニョと言ってる。

お坊さんはお経の途中で小梅に『南無を言うよ』とタイミングを教えてくれて、一緒になって『南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…』と。

 

南無阿弥陀仏を唱えれば極楽浄土に行けるというシステムに乗っかって、今世が終わったら輪廻から解放される気満々?

 

俺は本来なら夜勤週なのだが、あっちのグループが盆期間は休みにするということなので、俺だけが運良く乗っかれたので、お坊さんが帰ったあとは墓参り。

 

ウチの親は“俺だけが”という部分を拾い、会社に不必要な人材と思われてるんじゃないかと言っていたが、むしろ、そうありたいものだ。

南無。