毎回々々、薬を飲ませるのに手こずる小梅ちゃん。
これまでにいろんな方法を見聞きしては試したけど、全部ダメ。
ほかのことに関しても、何かと余所ン家とはハードルが違うタイプの子だと思うが、特に薬はえらいこっちゃ。
全身仰け反り、口は真一文字、挙げ句、わざとリバース。
“出ちゃった”ではなく、“わざと”出す。
今回だって、ほら。
ハイハイをしてた頃からちっとも変わらない。
捕獲すると、『おぶおぶおぶおぶ…』と意味不明の呪文。
『それは何?』と聞くと、『おくすりをのまないといういみのことばだよ』なんだそうだ。
『飲める時は何て言うの?』と聞くと、それは『ことことことこと…』なんだそうだ。
変な言葉遊びはいいから、早く飲め。
そんなことを繰り返したが、今回、何度かは飲むことが出来たのだ。
っていうか、もともと『ことことことこと…』はギュッて抱っこされている時に『離せ』の意味で使われていた呪文のはずだが、まぁ、いい。
薬を飲めた時点で成長だ、これ。
嬉しいじゃないか。