一人、若い奴が退社するというので、送別会。
以前、『自己都合で辞める奴の送別会なんて開くな』と打ち出した方針はまだ生きてるんだか何だか、部署全体では開催されず、あっちのグループだけでやるとかなので、ボクちゃんは早々に欠席を表明。
あっちのグループの飲み会は出ないと決めてるんです。
きっちり挨拶しときゃ、問題なかろう。
ザビエルは言いがかりたい奴にはどんなことでも言いがかるくせに、今回の“部署を二分化するようなこと”には何も言わないんだね。
そして、朝礼でもやはり挨拶をさせないという、ろくでもなさ。
あのハゲの去り際がマジで楽しみです。
ろくでもなさは倍返しだからな。
っていうか、こっちのグループは彼が辞めることすら聞かされていないようです。
彼は前向きに退社するらしく、辞めたあとは大学に行くことを考えているそうだ。
決して、破壊王の要領得なさに愛想を尽かしたわけではないと。
まぁ、大学に行けるんなら行った方がいいよね。
だから、『大学を出たらここのバカ共でも先生になった気になれるんだから、行った方がいい』と彼の背中を押したよ。