家で飼ってる犬には厳しく意地悪なことを言うくせに、散歩中に会ったヨソの犬なんかには『かわいいね~』と近付き、ああでもない、こうでもないと話しかける小梅。
病気でとうとう自力で立てなくなった近所の犬の痩せ細ったあばら骨を『かわいそうだね~』と撫でてあげ、そこの飼い主に有り難がられたり。
そんなことがあった数日後、その犬は息を引き取ったそうだ。
子供に死を伝える時、個人的には『星になった』とか『空になった』とかいう表現は避け、死というものをきちんと伝えたいと常々思っているが、じゃあ、どう言えばいいのかはわからない。
小梅は梯子を昇って空に行ったと思ってる。
今日は夜になって雨が降り出した。
13年前もそうだったことをよく覚えてる。
今日は前に飼ってた犬の命日。