ばあちゃんが散歩に行くというから、父ちゃんも小梅と一緒に行こうと誘ってみたが、外で砂遊びがしたいという理由で拒否られ、それに付き合う。
アイータの姿は見えない。
砂遊びも飽きた頃、今度は『ばあちゃんをむかえにいく!』と言い出したが、ばあちゃんは帰ってきた。
だけど、意識はもう散歩に向いてるため、行くと言ってきかない。
しょうがないから行くかとなったが、アイータは『行ってらっしゃい』と、留守番役ビーム。
近所のスーパーまで行って帰り、小梅が『おかーさん、ただいまー!』と言っても返事がないくらい、二階でグースカピー。
昼飯を作り、食い終えたあと、小梅の相手をしてるうちに夕方。
夕食を作り、風呂の準備をし、小梅と一緒に入る頃、同じ建物の中にいたはずのアイータの姿を久々に見た。
死んだ親父は、これから寝ようとする妻にいつも『寝腐れ!』と捨て台詞を吐いていたが、子供心に『“寝腐れ”って凄い言葉だなぁ』と感じていたものだ。
そして、時を経て今、その息子である俺が妻に言う。
『一日中、寝腐りやがって』と。
それに対して、どう変換したら『寂しかった?』という返しが生まれるのかは知らん。
関係ないけど、“ポティロンの森”にアルパカがいた。