扉の向こう

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そこの非常口を開けたら駐車場というところで仕事をしていた。

っていうか、人が仕事をしているのを付き合ってた。

っていうか、上司の悪口を言ってた。

 

つまり、マーヒー。

 

そして、非常口を開けてみたら、俺の車がすぐそこにあるわけ。

すぐそこにあるのに帰れないなんて、なぁ。

 

そうそう、俺の車には小梅といつでも遊べるように凧が積んであるんだぜ。

 

『上げちゃう?』

『上げちゃう?』

 

いや、いや、いや、いや。

 

いくら素行不良ついでとはいえ、凧は本気で怒られるだろう。

これがサッカーやバレーなら『おい、昼休みじゃないぞ!』くらいで済むかもしれないが、凧はダメだ。

 

『上げちゃう?』

『上げちゃう?』

 

ほんのちょびっとだけ上げておいた。

 

だから、【悪口→悪口→凧上げ→悪口】という一日。

 

というのを大げさに書いてるであろうことぐらい察しろ。