窓を開けたら雪景色じゃないですか。
小梅は『うわぁ!』と目を輝かせ、『ゆきあそびしたい!』と。
うん、父ちゃんも雪遊びしたい。
というわけで、小梅と庭へ。
子供が無邪気に雪遊びをしてる光景とか、親ならばその目に焼き付けておきたいところと思っていたら、アイータはついて来ねぇよ。
【雪遊び<暖房部屋】か、おい。
俺なんて昨夜、腰がピキったおかげで歩くのもままならないというのに。
小梅は父ちゃんの顔に雪を投げつけてキャッキャ言ってる。
一年に一度ぐらいしか積もらないからな。
こうして我が子と雪遊びなんて、一生のうちでも何度もないだろう。
嗚呼、しあわせだ。
あと、犬は喜び、庭かけまわらない。
何か、ずっとブルブル震えてる。