結構前から、アイータがスイミングスクールの話を持ち出す。
小梅を通わせたいようだ。
能力なんかを語る時、3歳がああでもないと言うけど、小梅が3歳の時なんて、そりゃ、もう。
そして、その『そりゃ、もう』が5歳の今もそんなに変わらないんだ。
習い事のひとつやふたつ、やった方がいいに決まってるけど、小梅が人様から教えを乞うなんて出来るのかね?
俺の結論は『好きにすりゃええが』だ。
教育のことはおまえに任せてるだろ?
で、同級生も行くということで、一緒に見学に行ったらしい。
小梅はやりたくてやりたくてしょうがなかったようだ。
そりゃ、毎日水遊びを叱られるほどの水好きだもの、やりたいに決まってる。
せっかく興味を示してるのなら、次は体験入学してみようということになったらしい。
まぁ、スイミングそのものはどうでもいい。
協調性なり、集団行動なりを学んでくれ。