一夜明けたって、気になるものは気になる。
そして、何度確認したって、似てるものは似てる。
ただでさえアレな感じの家なのでご近所トラブルは起こしたくないが、飼い主からしたらどんな情報でも欲しいだろう。
柄の一部が写真の犬と違う気がするが、それは画像のブレかもしれない。
というわけで、やっぱり飼い主に情報提供しようじゃないかと決める。
決めるけど、電話はよろしくアイータ。
やりとりを電話口で聞いていたが、やはり、まだ見つかっていないという。
そして、こっちが気になっていた柄の特徴は写真とは違うらしい。
もう、そうなったらますますこの犬じゃん。
っていうか、電話口から聞こえる相手方のトーンや空気から、切羽詰まってる感が伝わらない。
今日は行けないということらしいが、じゃあ、いつ頃って話にもならない。
こっちの名前を伝えても復唱しない。
『あれ?電話する必要なかった?』と思うほどに。
で、この犬が探してる犬だったとして、このあと、どういう展開になるんでしょう?
ただでさえアレな感じの家なのに。