『今日は水遊びをしてもいいぞ』と小梅に言うと、公園に行く気満々になる。
『いや、海に行こう』
『いかなーい』
計算外。
『何で?』
『しょっぱいから』
とか何トカで車を走らせるが、海が見えた瞬間に『あー!あー!やっぱりうみにする!』とウカレる。
アイータはウカレることはたいがい俺の血だというが、俺はウカレない。
那須とかでもウカレない。
というわけで、9月の海へ。
ちょっと風が強くて、波も高い。
でも、まぁ、今さらどっぷり海水浴でもないし、だけど、どっぷり海水浴な子だし。
砂遊びセットを持って行ったのに、早々に手を離し波にさらわれる。
小梅はそれを追いかけようとするが、当然、止める。
常時近くにいたからいいけど、子供って本当に“目を離した隙に”で状況が変わるね。
まぁ、そこからは砂遊びセットが流されたと号泣して大変。
父ちゃんだってこの波に立ち向かえんわ。
『子供は無事でしたが、父親は…』とか報道されて、巨大掲示板とかに過去から写真から晒されて大変なことになっちゃう。
結局、砂遊びセットは数分待ったら打ち上げられましたけどね。
そんなこんなで安全に遊んだわけだけど、FUKUSHIMAの汚染水がああでもないとかいう話を思い出したのは遊び終えて帰る途中だったよね。
とっても大丈夫じゃないと思うの。