昨夜は突然転勤になった奴の送別会で。
どうでもいいと言えるわけではないアレなので、出席。
ただ、ひとつ言っておきたいのは、去るからといって聖人君子ではないからね。
充分に気が利かなかったわけだし。
さすがに、今回は出席率が高いですよ。
アイツら、バカのくせに自分が発する主張はいっぱしの気でいるからな。
それだけ出席率が高いとなると、いつも以上に席選びの駆け引きが大変。
時間だの性格だのを考えて、そりゃ、もう。
そしたら、俺たちよりも遅くきたザビエルが自分の嫌われ具合を考慮してか、あちこち見渡す。
“来るんじゃねぇぞビーム”はザビエルの中で“どうぞこちらへビーム”に変換されたようで、『今日は一緒に呑もう』と、まさかの対面。
気分が悪いので、さらに遅れてきたシルゾーをザビエルの隣に座らせた。
俺の隣に座った奴は、あらゆる話題をザビエルにスルーされ、気分の悪さは俺たち以上だったようだ。
う~ん、このハゲ、人に“気分の悪さ”とか“憎さ”とか、負の感情を気付かせるために生きてるとしか思えない。